「夜に水を飲むとトイレが気になる」という理由で就寝前の水分補給を避けている方は少なくありません。ところが、水と睡眠の関係を科学的に紐解くと、その習慣が眠りの質を下げている可能性があります。第14回水のWEBセミナーには12名の方々にご参加いただき、夜の水分と睡眠の深い関係を探りました。

開催概要

セミナー詳細 開催日:2026年2月19日(木)19:00〜20:30
形式:Zoom(オンライン)
参加者数:12名
テーマ:「水と睡眠——夜の水分と眠りの質が、翌朝の体調を決める」
主催:ワールドクラス合同会社

「良質な睡眠のために大切なこと」として、スマートフォンの使用を控える、照明を落とす、カフェインを避けるといったアドバイスはよく耳にします。しかし、「適切な水分補給」が睡眠の質を左右するという事実は、まだ多くの人に知られていません。今回のセミナーでは、睡眠中に体が行っている水の仕事と、就寝前・起床後の水分補給がなぜ重要なのかを、最新の知見をもとにわかりやすく解説しました。

睡眠中の水分——知られざる体の働き

私たちは眠っている間も、呼吸や発汗によって500〜1000mlもの水分を失っています。これは意識していないだけで、確実に進む脱水です。この夜間の水分減少が、睡眠ホルモンとして知られるメラトニンの産生にも影響を与えることが分かってきました。メラトニンは適切な体内水分量があってこそ正常に分泌されるため、軽度の脱水状態でさえその産生が乱れ、入眠しにくくなったり夜中に目が覚めやすくなったりします。実際、脳が脱水気味の状態では睡眠効率が低下し、中途覚醒が増えるというデータも報告されています。

では、就寝前の水分補給はどのように行うのが理想的でしょうか。推奨されるのは、就寝の1時間前にコップ1杯(約200ml)の白湯を飲むことです。これは夜間の脱水を防ぐには十分な量でありながら、就寝直前に大量に飲んだ場合のような睡眠途中のトイレ覚醒を引き起こしにくいタイミングです。反対に避けるべきは、冷たい水を寝直前に飲むこと。冷水は交感神経を活性化させ、体を覚醒モードへと引っ張ってしまいます。また、朝に一杯の水を飲む習慣は、睡眠で生じた水分不足を補うとともに、体内で自然な覚醒ホルモンであるコルチゾールの分泌を促し、すっきりとした目覚めをサポートします。Miz-Uの温水機能は、こうした就寝前・起床後の最適な一杯を手軽に実現する設計となっています。

参加者からのご質問・反響

質疑応答では、日常の悩みに根ざした実践的な質問が多く寄せられました。「夜中にトイレに起きるのが嫌で、夕方以降は水を控えているのですが……」という声には、量と飲むタイミングのバランスが重要であると説明しました。就寝1時間前にコップ1杯程度にとどめることで、脱水リスクを下げながらも夜間のトイレ覚醒を最小限にできます。「睡眠薬の代わりになりますか?」という質問に対しては、水分補給が直接的な催眠作用を持つわけではないものの、脱水による睡眠妨害を取り除くことで眠りの質が改善するケースは十分にあり得ると丁寧にお伝えしました。「子どもの睡眠にも水分が関係するの?」という保護者からの質問も印象的でした。特に水分摂取が不足しがちな思春期の子どもたちにとっても、夜間の水分補給は睡眠の質に関わる重要な習慣です。アンケートでは「夜の水分補給を見直したら、翌日の目覚めが確かに変わった」という声も複数届き、参加者自身が変化を実感できるテーマとして好評をいただきました。

ご参加ありがとうございました——第15回のご案内

12名の皆さまにご参加いただき、誠にありがとうございました。「水は健康に良い」と聞いても、それが眠りにまで繋がっているとは思わなかった、という方も多かったのではないでしょうか。今夜の一杯が、明日の朝を少し変えるかもしれません。次回・第15回のテーマは「森と水の深い関係——日本の林業が守る、私たちの水源」です。私たちが毎日飲む水が、遠く山の森と繋がっていることを知ると、水への見方がきっと変わります。詳細は次回のニュースにてお知らせいたします。

Next Step

次回のWEBセミナーへのご参加をお待ちしています。
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