「ヨーロッパに行ったら水が体に合わなかった」「ウォーターサーバーの水はなんとなく重い気がする」——こうした経験や感覚の背景には、「水の硬さ」という科学的な指標があります。2025年6月19日に開催した第6回水のWEBセミナーでは、13名の参加者とともに硬水と軟水の世界を丁寧に読み解き、日本の水がなぜ特別なのかを探りました。

開催概要

セミナー詳細 開催日:2025年6月19日(木)19:00〜20:30
形式:Zoom(オンライン)
参加者数:13名
テーマ:「硬水と軟水——日本の水が体に優しい理由と、選ぶときの基準」
主催:ワールドクラス合同会社

水の「硬さ」は、1リットルあたりに含まれるカルシウムとマグネシウムの量(硬度)で表されます。WHO(世界保健機関)の基準では、硬度60mg/L未満を軟水、120mg/L以上を硬水と定義しています。この数値がライフスタイルや健康、そして料理にまで影響を与えることを、今回のセミナーでは具体的なデータと事例を交えながらご紹介しました。

硬水と軟水、その違いと体への影響

日本の水道水の平均硬度は50〜60mg/Lと低く、WHO基準でも軟水に分類されます。一方、ヨーロッパの多くの地域では硬度が200〜400mg/Lに達することも珍しくありません。フランスのエビアンが約300mg/L、ドイツの水道水も地域によっては400mg/L近い数値になります。

軟水の特徴はまず、肌や髪への優しさです。石けんの泡立ちが良く、洗い上がりがなめらかに感じられます。また、だしを引く際にアミノ酸の抽出がスムーズなため、日本料理の繊細な味わいは軟水あってこそとも言われます。さらに軟水はクセが少なく飲みやすいため、日常的に多くの水分をとる習慣が自然と身につきやすいという側面もあります。一方で硬水は、カルシウムやマグネシウムを豊富に含むため、これらのミネラルを食事から十分に摂れていない人にとっては補助的な役割を果たす場合もあります。ただし、日本人の腸は軟水に慣れているため、硬水を急に多量に飲むとお腹が緩くなることがあります。Miz-Uは日本の天然軟水を水源として使用し、不純物を除去しながらも自然なミネラルバランスをできる限り保つ設計になっています。

参加者からのご質問・反響

「ヨーロッパ旅行中に水が体に合わなかったのは、硬水のせいだったのでしょうか?」という質問は、多くの参加者が共感しながら頷く場面でした。答えはほぼ「はい」で、腸内環境が軟水に慣れている日本人にとって、渡航先の硬水は消化器系への刺激になり得ます。

「ウォーターサーバーの水は硬水が多いのではないですか?」という問いに対しては、輸入ミネラルウォーターを使用しているサーバーでは確かに硬水である場合が多く、長期的に飲み続けるとお腹への影響が出る人もいることをお伝えしました。「赤ちゃんのミルクには軟水が良いと聞いたのですが、本当ですか?」という質問には、厚生労働省のガイドラインでも乳児のミルク調製には軟水の使用が推奨されており、硬水のミネラル分が乳幼児の未発達な腎臓に負担をかける可能性があるため、軟水の選択は理にかなっていると説明しました。日本の軟水環境の恵まれた点を、改めて実感していただける場になりました。

ご参加ありがとうございました——第7回のご案内

今回のセミナーには13名の皆様にご参加いただきました。「水の知識がこんなにも日常に直結していることを知らなかった」「赤ちゃんのことを考えると軟水の重要性が実感できた」といったご感想をいただき、水リテラシーの高まりを嬉しく感じています。

次回・第7回の水のWEBセミナーは、テーマを「夏の水分補給と熱中症対策——水が命を救う季節」に設定しています。気温が上がるこれからの季節、正しい水分補給の方法と熱中症リスクの見極め方を、医学的な根拠をもとに分かりやすくお伝えします。夏本番を前に、ぜひ一緒に学びましょう。

Next Step

次回のWEBセミナーへのご参加をお待ちしています。
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