「水の問題は遠い国の話」——そう感じている方も多いかもしれません。しかし2025年4月17日に開催した第4回水のWEBセミナーでは、14名の参加者とともに、その思い込みを丁寧にほどいていく90分になりました。SDGsの目標6「安全な水とトイレを世界中に」を軸に、日々の暮らしの中に潜む水との関係を見つめ直す機会となりました。

開催概要

セミナー詳細 開催日:2025年4月17日(木)19:00〜20:30
形式:Zoom(オンライン)
参加者数:14名
テーマ:「SDGsと水問題——世界の水危機と、日本から始められること」
主催:ワールドクラス合同会社

SDGsの17の目標のうち、目標6は「すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する」ことを掲げています。今回のセミナーはこの目標を出発点に、世界で今まさに起きている水危機の実態と、日本に暮らす私たちが日常の選択を通じて関わることができる方法を探る内容としました。参加者からは「難しそうなテーマだと思っていたが、身近な話として聞けた」という声が多く寄せられました。

世界の水危機——数字が示す現実

世界では現在、22億人が安全な飲料水へのアクセスを持っていません。また、2025年時点で世界人口の約半数が「水ストレス地域」に暮らしているという推計もあります。農業が世界の淡水消費量の約70%を占めており、食料生産と水の問題は切り離せない関係にあります。

日本の食卓に並ぶ輸入食品が、生産国でどれほどの水を消費しているか——これを示すのが「バーチャルウォーター(仮想水)」という概念です。日本は年間およそ3,800億m³もの仮想水を食料輸入という形で海外から取り込んでいます。つまり私たちは知らぬうちに、地球の反対側の水資源に依存して生きているのです。さらに、日本が誇る軟水は世界的に見て非常に希少な存在です。ヨーロッパや中東の多くの地域では硬水が当たり前であり、そのまま飲めるほどおいしい軟水が蛇口から出ることは、世界的には特別なことです。こうした観点から、Miz-Uが実現するサステナブルな水の消費スタイルは、SDGsの枠組みとも深く連動しています。

参加者からのご質問・反響

Q&Aセッションでは多くの質問が寄せられました。「日本にいると水問題をなかなか実感できないのはなぜでしょうか?」という問いに対しては、日本が世界的に見て水インフラが充実している国であること、また食料の多くを輸入に頼っているため水消費の現場が見えにくいことをお伝えしました。「Miz-Uは環境への配慮という点でどう評価できますか?」という質問には、サーバー型浄水器としてボトル廃棄ゼロを実現している点と、水道直結で無駄な輸送コストが発生しない点を説明し、好評をいただきました。「ペットボトルの水をやめるにはどこから始めればいいですか?」という実践的な問いも印象的でした。

セミナーを通じて話題になったのが「ウォーターフットプリント」の概念です。一杯のコーヒーを飲むまでには約140Lの水が必要で、綿のTシャツ一枚の製造には約2,700Lもの水が使われているといいます。このような数字を聞いて、日常のあらゆる消費行動の裏側に水があることを改めて実感したという声が多く聞かれました。

ご参加ありがとうございました——第5回のご案内

今回のセミナーにご参加いただいたすべての皆様に、心より感謝申し上げます。「水の問題は難しい」から「自分ごととして考えられる」へ、その一歩を一緒に踏み出せたことをうれしく思います。

次回・第5回の水のWEBセミナーは、テーマを「水の環境負荷を考える——プラスチックボトルと私たちの未来」に設定しています。私たちが当たり前のように使っているペットボトルが、製造から廃棄まで環境にどれほどの影響を与えているのか。データと具体的な代替策を交えながら、次のアクションを一緒に考えます。ぜひ次回もご参加ください。

Next Step

次回のWEBセミナーへのご参加をお待ちしています。
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